『三体Ⅲ』下巻 「死神永生」 読了!
あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、年末から三が日にかけて、ついに『三体Ⅲ』の下巻を読了しました!
いやはや、凄かったです。正直なところ、科学的な内容はわからない部分も多々ありましたが、それでもなんとか最後まで読み切りました。そのスケール感には圧倒されるばかりで、まさに「壮大」という言葉がふさわしい作品でした。
主人公・程心(チェン・シン)について
『三体Ⅲ』の主人公である程心(チェン・シン)。正直に言えば、彼女に対して完全に好感が持てたわけではありません。どちらかというと、好きになれない部分も多かったです。ですが、その「等身大の人間らしさ」が逆にリアルで、物語に深みを与えていたように感じます。彼女の波乱万丈な人生には同情せざるを得ず、可哀そうでもありました。
ⅡとⅢの比較
壮大なスケールで、これぞSF!という作品でしたが、個人的には前作の『三体Ⅱ』の方がより楽しめたかなと感じました。伏線の回収や緊迫感あふれる展開が印象的で、物語全体にハラハラドキドキする緊張感がありました。『三体Ⅲ』も素晴らしい作品であることは間違いないですが、好みで言えば『三体Ⅱ』に軍配を上げます。
文系でも楽しめる!もう一度読みたいと思える作品
私は完全に文系人間なのですが、そんな私でも『三体』シリーズは十分楽しめました。理解が追いつかない部分も多々ありましたが、それでも「面白い!」と思わせる魅力が詰まっています。いつか、もう一度じっくり読み返したいなと思いました。2周目を読めば、より深く物語を理解できそうな気がします。
ただし、この壮大な物語と膨大な情報量をもう一度挑むのは、まだまだ先になりそうです。笑
『三体』シリーズを読むのは、SF初心者の私にとってかなり大きな挑戦でしたが、読み終えた今、達成感でいっぱいです。SF好きの方はもちろん、普段SFに馴染みがない方にもおすすめしたい作品です。今年も素敵な読書体験ができる一年になりますように!